コラム

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鉄骨の施工管理における接合の種類について解説!

こんにちは!
川口市に拠点を置き、建設業を展開する秋元工業株式会社です。
草加市やさいたま市など埼玉県内および東京都内で鉄骨工事・鍛冶工事一式・建築金物工事の施工を行っております。
今回は、鉄骨の施工管理における接合の種類についてご紹介いたします。

接合の種類

溶接者

被覆アーク接合

被覆アーク接合とは、溶接棒の先端に電極を取り付け、電流を流してアークを発生させ、溶接棒と鉄骨の両方を溶かして接合する方法です。
溶接棒には、金属芯とその周りを覆う被覆があります。
被覆は、溶接時にガスやスラグ(溶融物)を発生させて、溶接部の保護や品質向上に寄与します。
被覆アーク接合は、さまざまな種類の鉄骨や厚さに対応できるため、最も一般的な溶接方法です。

高力ボルト接合

高力ボルト接合とは、高力ボルトと呼ばれる特殊なボルトとナットを使って、鉄骨同士を締め合わせる方法です。
高力ボルトは、一般的なボルトよりも強度が高く、耐震性や耐久性に優れています。
高力ボルト接合は、溶接に比べて施工が容易で時間が短縮できるため、大型建築物や橋梁などの工事で多く用いられます。

CO2ガス半自動溶接

CO2ガス半自動溶接とは、二酸化炭素ガスを利用してアークを安定させ、溶接ワイヤを自動送給して溶接する方法です。
溶接ワイヤは電極としても機能し、連続的に供給されます。
二酸化炭素ガスは、空気中の窒素や水素などの不純物と反応してスラグ(溶融物)を生成し、溶接部の保護や品質向上に寄与します。
また、CO2ガス半自動溶接は、高速で効率的な溶接が可能です。
大量生産や大規模工事に適しています。

サブマージアーク溶接

サブマージアーク溶接とは、粒状フラックスで溶接した中でアークを発生させる方法です。
フラックスは電極としても機能し、連続的に供給されます。
溶接時にガスやスラグ(溶融物)を発生させて、溶接部の保護や品質向上に寄与するのが特徴です。
また、サブマージアーク溶接は、アークがフラックスに隠れているため、溶接時の放射熱や光が少なく作業環境が改善されます。
また、高電流で深い浸透を得られるため、厚い鉄骨の溶接に適しています。

エレクトロスラグ溶接

エレクトロスラグ溶接とは、溶接ワイヤを用いて鉄骨を溶接する方法です。
溶接ワイヤは電極としても機能し、連続的に供給されます。
溶接ワイヤは、フラックスとともに高電圧でアークを発生させ、フラックスを溶かしてスラグ(溶融物)を生成します。
スラグは、高温で電気伝導性があり、電流を流して鉄骨を加熱し、溶接部の保護や品質向上に寄与するものです。
エレクトロスラグ溶接は、高速で大量の金属を溶かせるため、非常に厚い鉄骨の一体化に適しています。

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